top of page
執筆者の写真堀田紗江

太陽光発電の失敗例と対策!導入計画は入念に

光熱費削減や環境への優しさで近年ますます注目が高まっている太陽光発電ですが、「逆に損した」「思ったより経済効果がなかった」という声があることも事実。


いくら「お得」といわれている太陽光発電でも、場合によっては損することにもなりかねないので、導入前は入念に計画を立てる必要があるんです。


今回は、太陽光発電の失敗例とそこから導かれる対策について解説します!


太陽光発電の失敗例①契約編

実は、太陽光発電に関するトラブルは年々増えていて、近年では約3,000件もの苦情が国民生活センターに寄せられているんです。


実例①「売電すれば約2万円の収入が入る」といわれたので契約したが、多い月でも1万円程度しか売電収入が入らなかった。


売電収入は、気象や設置の条件、家庭の電気使用状況によって変わります。売電収入だけを保証するような業者には要注意。


実例②太陽光発電を設置すれば補助金がもらえますよと言われて契約したが、半年たっても入金されず、契約した会社とも連絡がとれなくなった


残念ながら、2022年現在、太陽光発電の導入に関する国からの補助金はありません(2013年で一旦終了)。ただし、蓄電池やZEHなど関連設備については各自治体が補助金制度を設けているようです。


太陽光発電で補助金がもらえると曖昧な表現で勧誘する業者もいるので、注意してください。


太陽光発電の失敗例②設置後編

太陽光システムを導入する際は、災害に遭うリスクや原因不明の故障トラブルといったリスクにも備える必要があります。設置後のフォロー体制が整っている業者を選ぶようにしましょう。


実例①施工ミスで雨漏りが発生した


太陽光発電を設置する際は、ビスや建材の一部を撤去しますが、各工程が正しく工事されていなければ、雨漏りが生じてしまいます。これは、契約させることだけを目的としている業者によくみられる傾向です。


契約する前に、設置業者が確かな技術を持っているか、施工不良があった場合はそれ相応の補償を受けられるか、よく確認しましょう。


また、設置工事を行う業者がリフォーム瑕疵保険(住宅瑕疵担保責任保険)に加入しているか確認することもおすすめします。



実例②契約、施工した会社が倒産してその後の保証が受けられなくなった


契約、あるいは施工した会社が倒産すると、保証などその後のサポートを受けられなくなってしまう可能性が高くなります。


極端に低い価格で施工を請け負っていたり、施工実績がほとんどなかったりする業者は契約だけを重視しているため要注意。

実例③積雪で冬の間は発電量がかなり少なくなってしまう


積雪が多い地域で太陽光発電設備を取り付ける場合は、積雪による発電量への影響や太陽光パネルの設置角度などを十分にシミュレーションする必要があります。


降雪量によっては、ほとんど発電できないこともあるでしょう。結果として、業者によるシミュレーションよりも売電収入が極端に少なくなったということも少なからず起こります。



太陽光発電で失敗しないためのポイント


太陽光発電の導入には、まとまった初期費用が必要です。さらに耐用年数は30年以上ともいわれており、長期的に利用する設備であるため、定期的にメンテナンスを行う必要も。


発電量のシミュレーション結果を確認する

太陽光発電によって得られる発電量は、日照時間、太陽光パネルの種類によって異なります。損しないためには、1kWあたりの売電価格をある程度把握しておくことが大切。発電量を求める計算式は以下の通りです。


・年間予想発電量=1日当たりの年平均日射量×損失係数(約73%)×システム容量×365÷1


日照時間は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構がデータベースで公開しているので、そこから確認してください。(発電量についてはこちらの記事も参考に!⇒太陽光発電を効率的に使うために重要な1日の発電量。どうやって求めるの?


より正確なシミュレーションをしたい場合は、太陽光発電システムの施工業者に問い合わせてみましょう。

メンテナンス費用について確認する

太陽光発電は長期的に運用するシステムなので、定期的なメンテナンスが欠かせません。


メンテナンスを施工業者に依頼する場合、別途規定のメンテナンス費用が必要になります。メンテナンス項目や実施する時期によって費用が異なるので、依頼先の施工業者に問い合わせてみましょう。


悪徳業者の回避


太陽光発電業者のなかには利益だけを目的に営業する悪徳業者もいます。そのような業者は、契約を急かす、他業者と比較されることを避けたがる傾向にあるので要注意。


また、施工に関する質問に対して曖昧なことしか答えない場合は施工の経験や実績が少ない可能性があります。また、発電量や売電収入などを実数値よりも多めに説明する場合も、注意してください。



まとめ

一般家庭において太陽光発電は、決して安くはありません。軽自動車1台~2台分に相当する額の初期費用がかかるため、損したくありませんよね。だからこそ、信頼できる業者を選ぶことが大切です。


メリットばかりを前面に出し、施工に関しては曖昧なことしか言わない業者や、シミュレーションの結果を盛って説明するような業者には、くれぐれも注意してください。


ヒマリホームは、家計と環境に優しい太陽光発電の普及を推進しています。


熊本の太陽光発電のことなら、ヒマリホームまでお気軽にご相談を^^

閲覧数:7回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios

Obtuvo 0 de 5 estrellas.
Aún no hay calificaciones

Agrega una calificación
bottom of page