こんにちは!熊本の太陽光発電・蓄電池のひまわり建設です☆
タイトルを読んで驚いた方もいらっしゃると思いますが、先日東京都は、2025年春から新築戸建て住宅などに対し太陽光パネルの設置を義務付けました。
この取り決めの狙いについて小池都知事は、「2030年までに温室効果ガスの排出を半減させる「カーボンハーフ」を実現させるため」と述べています。
戸建てを対象にした太陽光パネルの設置義務化は全国初ですが、「従来の新築よりも価格が高くなるのでは?」「新築を建てる、あるいは購入する側が設置しなければならないの?」などさまざまな疑問がわくでしょう。
そこで今回は、東京都の太陽光パネル設置義務化について、わたしたち消費者の観点から解説します!
太陽光パネルの設置義務化では、消費者が設置しなければならないの?
太陽光パネルの設置義務はわたしたち消費者ではなく、大手住宅メーカーにあります。
よって、「2025年春以降に新しく建てられる住宅には、全て太陽光パネルが取り付けられる」つまり消費者側からすると「購入するときには既に太陽光パネルが付いている!」ということですね。
といっても、大手の住宅メーカー全てに義務付けられるワケではありません。都内で住宅を供給する延べ床面積の合計が年間2万平方メートル以上の住宅メーカーが対象です。
義務付けられた住宅メーカーは、延べ床面積が2000平方メートル未満の新築住宅について以下3点を、東京都に毎年報告しなければなりません。
①太陽光パネルなどの再生エネルギーを設置できる新築住宅数
②地域ごとの日当たりの条件に応じた係数
③1棟あたり2キロワットとする基準量を掛け合わせて算出された発電容量の目安の達成状況
目安を達成できなくても罰せられることはありません。しかし達成への取り組みが不十分だとみなされた場合、東京都は事業者の名前を公表し、助言や指導を行うとしています。
東京都が目指すカーボンハーフの実現に向け、「本気で取り組め!」ということですね;
太陽光パネルの設置義務化で新築住宅の価格が高くなるのでは?
太陽光パネルの設置にかかる費用は、現在約100万ほどといわれています。そうなると、「従来の新築価格に太陽光パネルの設置価格が上乗せされて、高くなってしまうのでは?」と思う消費者も出てくるでしょう。
実際のところ、新築の購入価格にどれほど影響するかは、分かっていないようです。
しかし東京都は、新制度の対象となる住宅メーカーやリース業者などに対し、約300億円を助成する補正予算を立てています。これにより設置にかかる初期費用を抑え、消費者の負担を減らそうとしているようです。
最後に:太陽光パネルの設置義務化に生じる今後の課題
環境への配慮や電気代節約といったメリットのある太陽光発電ですが、今後の義務化において、大きな問題が生じています。
それは、廃棄の問題。
現在の太陽光パネルの耐用年数は30年程度とされています。つまり、新制度が始まった30年後以降は、毎年大量のパネルを廃棄することになります。
実は太陽光パネルの廃棄に関しては、不法投棄や放置といった問題をはじめ、太陽光パネルに含まれる鉛・セレン・カドミウムなどの有害物質の流出が懸念されているんです。
環境に優しいはずの太陽パネルが、環境を破壊しては本末転倒ですね。
現在、家庭用太陽光パネルのリサイクル実績はほとんどないため、今後は新たなリサイクルルートを確立する必要があると指摘されています。
熊本では一般住宅に太陽光パネルの設置を義務付ける動きは今のところありませんが、東京都の取り組みは太陽光パネル推進のモデルケースになるでしょう。
都民一人ひとりの環境に対する意識も、変わるかもしれません。今後は他県の一般住宅においても設置が進むことが予想されます。
みなさんもこれを機に、再生可能エネルギーについて考えてみませんか^^?
ひまわり建設は、家計と環境に優しい太陽光発電の普及を推進しています。 熊本の太陽光発電のことなら、ひまわり建設までお気軽にご相談ください☆
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