こんにちは!熊本の賃貸経営サポート、ヒマリホームです☆
未だ完全に終息しないコロナ禍。新型コロナウイルスは日本の経済に大きな打撃を与え、宿泊業をはじめ多くの企業が倒産に追い込まれました。
その影響は賃貸経営にも少なからず及んでいるようで、空室対策に苦労しているというオーナーさんもいるでしょう。
そこで今回は、コロナ禍によって家賃はどう変動したのか、またそれから導かれる有効な空室対策について解説します!
コロナ禍で家賃は最高額を更新!
2021年12月~2022年1月における東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の家賃動向をマンションとアパート、さらに面積別に分けた結果は、以下のとおり。(出展:全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2022 年 1 月)アットホーム)
◆マンション…平均募集家賃は、全面積帯で2021年1月を上回る。
◆アパート…神奈川県・千葉県が全面積帯で2021年1月を上回り、シングル・カップル向きの部屋は、両エリアとも2015年1月以降最高値を更新。
全国主要都市における変動は、画像のとおりです。
全体的に、家賃は値上がり傾向にあることがわかりますね。
家賃値上げについて考えられる原因
実はコロナ以前から、家賃は上昇傾向にありました。コロナ禍によってさらにそれが顕著になったんですね。考えられる原因は以下のとおり。
ウッドショック
昨年3月頃のウッドショックにより、日本の木材輸入価格が前年末比約70%も上昇。新型コロナウイルスによるロックダウンで住宅建業界の経営が落ち込んだアメリカなどが、解除後に住宅ローンの低金利政策を実施したことで、郊外の住宅やリフォームが増加しました。
これにより、コンテナ不足・物流コストの上昇が拍車をかけ、結果的に日本の建築資材も高騰。賃貸現場の工事費用も値上がりしたことで、家賃も値上げすることになったと考えられます。
原状回復工事の影響
原状回復工事における壁材を提供している代表メーカー、サンゲツやリリカラが昨年9月に13%~20%値上げしました。さらに今年は、18%~25%値上げ。クロスの材料費上昇が、家賃の値上げにつながったのです。
設備の値上げ
水回り設備の価格も上昇しています。パナソニックは今年8月に6%~12%、TOTOは今年10月から2%~20%、LIXILも今年4月に2%~39%の値上げを発表しました。設備は一つあたりのコストが高いだけに、負担も大きくなります。家賃の値上げは避けられない場合が多いでしょう。
駅から遠い物件も選ばれるように!
地場の不動産仲介業における景況感調査では、おうち時間を充実させたい入居者が増えたという回答が多かったようです。また、テレワーク環境を整えるために、駅から遠くても広めの物件を選ぶ人が増えています。
駅から遠い物件は敬遠されがちでしたが、今は利便性よりも住みやすさを重視している人が多いので、空室を埋めるチャンスともいえそうです。
思い切ってリノベするのも良いでしょう。
まとめ
空室対策において重要なのは、空室をどう埋めるかということも大切ですが、入居者の退去を防ぐという観点も忘れてはいけません。
そのためにも、必要な工事と不要な工事を明確にし、必要な工事だけを行うことが大切です。アレもコレもと新しくしても、費用の回収率が高くなり、結果として家賃も大幅に値上げすることになります。工事を行う際は、優先順位をつけましょう。
熊本で賃貸経営にお悩みの方は、お客様満足度90%以上のヒマリホームまで、ぜひお問い合わせください^^
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