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執筆者の写真堀田紗江

中古住宅の寿命は何年?購入時の注意点

更新日:2023年10月3日

不動産業界は近年、多くの変動を見せています。


特に中古住宅市場は非常に注目されており、ここ数年、買う人が急急増中です。


しかし、新築住宅の魅力もある一方で、中古住宅の購入には、物件の年数や状態による留意点も存在します。


今回は、中古住宅の寿命と購入時の注意点について解説。熊本で中古住宅の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。


中古住宅の寿命は状態が使われ方で決まる


中古住宅を購入する際、よく言及されるのが「耐用年数」です。


耐用年数とは、税務上の減価償却処理の基準として設定された年数のこと。鉄筋コンクリートのマンションは47年、木造の戸建ては22年とされています。


しかし、実際のところ、これは建物の「寿命」を示すものではありません。


国内のデータによれば、住宅は平均で約53年後に解体される傾向があり、木造と鉄筋コンクリートの建物では、それぞれ58年、60年というデータが示されています。


地域差はありますが、耐用年数を超えてもなお住宅として機能し続けている中古住宅はたくさんあるんです。よって、築30年で寿命が尽きるというワケではないんです!


中古住宅の建築背景について知っておこう


1970年代後半から1980年代にかけて、日本はバブル経済の時代を迎え、その前の高度成長期には建築ブームが起きていました。


しかし、その時期の建物には、施工の質に関する問題や材料の質についての懸念が指摘されるケースも少なくありません。


当然、すべての中古住宅がそのような問題を抱えているわけではありませんが、中古住宅を購入する際は基礎知識として頭に入れておきたいところです。


中古住宅購入時の注意点


物件選びの際のポイントとしては、物件の構造や状態を詳しく調査することが挙げられます。具体的には以下の3つです。


・主要構造部分の健全性

・シロアリ被害の有無

・雨漏りやひび割れなどのチェック


物件がシロアリ被害を受けている場合、その土地の湿度や水はけの状態をチェックすることが大切です。雨漏りやヒビが見られる場合は、その原因や範囲を特定し、適切な修繕が行われているかを確認しましょう。


また、これらの点を注意深くチェックするだけでなく、住宅のメンテナンス履歴や前所有者の対応履歴も参考にすると良いでしょう。


定期的なメンテナンスで中古住宅を長持ちさせよう


総じて、日本の住宅は長持ちするといわれており、適切なメンテナンスと手入れを行えば、築100年を超える住宅も存在します。


中古住宅の魅力は価格のメリットなどが挙げられますが、購入の際は物件の状態をしっかりと確認し、必要に応じて補修・耐久性の強化が必要です。


購入後は定期的なメンテナンスを行い、建物の健康を保ちましょう!

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