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執筆者の写真堀田紗江

古民家リフォームは前途多難!?夢のスローライフを実現させるためには?

更新日:2023年5月24日

こんにちは!熊本の中古住宅リフォーム専門店、ひまわり建設です☆


世は今、古民家ブーム。古民家を改装したオシャレなカフェや雑貨屋さんをよく見かけるようになりました。親から受け継いだ古民家をリフォームし、住居として構えているという人もいるでしょう。


風がそよぐ縁側で庭を眺めながら、まったりとお茶を…そんな夢に描いたようなスローライフを古民家で実現させたい!と憧れている人もいるかもしれません。


でも、古民家のリフォームって実はそう簡単なものではないんです!


古民家の定義・特徴



茅葺き屋根に土壁、黒くて太い梁。古民家ときくと、日本昔話に出てきそうな家を思い浮かべる人もいるでしょう。


古民家とは一般的に、以下のような家を指します。


築50年以上建っている家


古民家は、数十年以上前に建てられた建物を指します。一般的には昭和戦前期(1926年-1945年)以前に建てられたものを指すことが多いですが、厳密な年代に関しては明確な基準はありません。



伝統的な建築様式


古民家は、日本の伝統的な建築様式や技法に基づいて建てられています。茅葺き屋根や桧皮葺き屋根、土壁や竹垣、縁側(えんがわ)などの要素が見られることがあり、木材を主要な構造材として使用しています。柱や梁などの木造構造が特徴的であり、接合部には伝統的な技法や工法が使われています。


自然素材の利用


古民家の建材には、自然素材が多く使用されています。木材や竹、土、藁、漆喰(しっくい)などが使用され、自然の風合いや味わいが感じられます。


古民家に住むのはサバイバル!?



気密性が高い今の家とは違い、古民家の空間は開放的です。これは、日本の気候が関係しています。


日本の気候は温暖湿潤。暑さや湿気が家にこもらないよう、床を高くしたり戸口を広くしたりし、通気性を高めていたんです。夏の暑さを逃す作りで出来てるんですね。


でもその分、冬はとっても寒い!寒風や雪が容赦なく吹き込みます。そこで、囲炉裏や火鉢などを設けて寒さをしのでいたんです。



昔は、現代の建物に備えられる断熱材などもありません。ですから、構造を工夫することで気候に耐えられる家を作るしかなかったんです。


実際に住んでみると、「かなり不便!」という声も少なくありません。ですから、あまりに古い古民家に住む場合、リフォームは必至です。


古民家をリフォームするときの注意点



いざ「古民家をリフォームしよう!」と思っても、間取りを自由に変えることは容易ではありません。水回り設備の取り付け、配線工事や断熱材の導入も必要となるなど、工期にも時間がかかるでしょう。


今の家のリフォームと違い、古民家のリフォームは制約が多いので、要望がすべて叶うとは限りません。また、大掛かりになりやすいので、予想以上に高額になる傾向にあります。


古民家をリフォームするときは以下の点に注意しましょう。


構造と安全性の確認


何十年も改装工事や補強工事がなされていない古民家の場合、構造や基礎に問題があることがあります。リフォームを行う前に、建物の構造や安全性を専門家による点検や評価を受けることをおすすめします。必要に応じて、補強や改修工事を行うことで安全性を確保しましょう。


環境への配慮


古民家のリフォームにおいては、環境への配慮も重要です。断熱性や気密性の向上、再生可能エネルギーの導入など、持続可能なリフォームを検討しましょう。



建築材料の選定


古民家のリフォームでは、建築材料の選定にも注意が必要です。古民家に適した耐久性や保存性の高い材料を選ぶことで、古民家の風格が保たれるでしょう。


能性と快適性の向上


古民家のリフォームでは、建物の機能性と快適性を向上させることも重要です。間取りの見直しや最新設備の導入、快適な室内環境の確保など、現代の生活スタイルに合わせた改修を行いましょう。


費用と予算の考慮


古民家のリフォームは、他の住宅に比べて予期せぬ問題が発生することがあります。そのため、費用と予算に余裕を持たせることが重要です。見積もりやコスト管理に十分な時間をかけ、予想外の出費に備えましょう。


専門家に相談し理想の古民家ライフを実現させよう!



古民家のリフォームは、さまざまな課題を伴う場合があります。昔の工法に精通している古民家鑑定士や古民家専門の大工などから助言やアドバイスを受け、より良いリフォームを実現しましょう。

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