こんにちは!熊本の空室対策・賃貸経営のひまわり建設です☆
空室対策にはさまざまな方法があり、ITが普及した昨今ではインターネット上に成功した空室対策の事例が山ほど存在していますよね。
しかし、空室対策の成功事例ばかりに着目し実践していては、思わぬ損失を被ることがあります。それは、その空室対策のリスクを把握していなかったから。
そこで今回は、空室対策の代表的な失敗事例について紹介します。今後の空室対策の計画に是非お役立てください。
空室対策の失敗①大幅な家賃の値下げ
家賃の安さは物件を探している人にとっては魅力的な条件の一つですが、やみくもに家賃を下げると、当然その分収益は下がってしまいます。
値下げした直後は入居希望者が増えるかもしれませんが、その後はずっと安い家賃のまま経営を続けなければなりません。一度値下げすると、そう簡単に上げることができないので、周辺の相場に合わせながら、少しづつ下げていくことが望ましいでしょう。
家賃の値下げによるデメリットは、それだけではありません。
あまりに安くすると、周辺の競合物件の家賃設定にも大きな影響を及ぼしてしまいます。つまり、連鎖的に値下げをせざるを得なくなり、市場を混乱させる恐れがあるのです。
安易な値下げは周辺物件に不要な価格競争を生み出してしまい、多くのオーナーの収支を悪化させてしまいます。十分に注意しましょう。
大切な観点は家賃の値下げではなく、マイナス要素をカバーするということです。部分的な修繕や設備の交換など、家賃の値下げ以外の方法で物件を魅力的にすることをまず考えましょう。
空室対策の失敗②費用体効果のないリフォーム・リノベ
リフォームやリノベもよく行われる空室対策ですが、行う前に費用体効果を考えたうえで収支のバランスがとれるか考えなければ、失敗する可能性が高くなるので注意しましょう。
例えば、デザインを重視したリフォームやリノベーションはオシャレで魅力的ですが、「出入りしにくくなった」「逆に狭くなった」など、機能性の低下を招いてしまうことがあります。
快適にするために床暖房をつけたものの、予想以上にコストがかかりその分を家賃で回収できなくなったという事例も。
欠点を補うためにしたことが、新たな欠点を作ってしまうこともあるんですね;
よって、費用対効果を十分に考慮したうえで、本当に必要な箇所に集中してコストをかけることが大切です。
空室対策の失敗③入居条件の大幅な緩和
入居条件を変更することも空室対策として効果的ですが、やみくもに緩くすると、後に色々なトラブルが起きてしまう可能性が高くなります。
例えば、ペット可にしたところ床や壁に糞尿をかけられ、退去時の修繕費用が高額になったという事例や、海外の人を入居できるようにしたら家賃を滞納したまま帰国されてしまったという事例があります。そのほかにも、マナーを守らず隣人トラブルをよく起こす人が入居するなどといった事例も。
確かに、入居条件を緩和すると入居希望者は増えるでしょう。しかし中には、上に挙げた事例が起きてしまうので、入居条件を変更するなら、起こり得るトラブルのリスクを踏まえたうえで行う必要があります。
最後に:現況の収支と物件の特徴に合わせた空室対策を!
家賃の値下げやリフォーム・リノベ、入居条件の変更などは、よく行われている空室対策で王道ともいえる方法です。
しかし、後の費用体効果やリスクを十分に考慮したうえで収支のバランスが取れるか、シミュレーションをしなければ、回収率が悪くなったり、トラブルの原因になったりすることがあるので、注意しましょう。
空室対策を行う際に、その方法で本当に空室が埋まり、かつ継続的に行なっていけるのか、考えることが大切です。
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